条件と真理値

 真理値の表現

• ifの条件、条件式（？：式）の条件をはじめ、while、forの継続条件では、真理値（真、偽）によって、制御の流れが変化する。
• 真理値は、==等の関係演算子の演算結果として得られ、&&等の論理演算子を用いて複雑な条件を記述することができる。
• 関係演算や論理演算の結果は整数値（int型）で、偽は０、真は１である。

  真理値	値
  偽	０
  真	１

 真偽の解釈

• 条件を書くべき処に、計算や代入等の通常の式を書くこともできる。
  その場合の真偽に関しては、その式の値（整数でなくても良い）がゼロ（０）の時は偽、ノンゼロ（０でない）の時は真として扱われる。

  値	真理値
  ゼロ（０）	偽
  ノンゼロ（０でない）	真

  • if( 式 ) という記述は if( (式) != 0 ) として扱われると思えばよい！
  • 「ある整数（n）が奇数の（2で割り切れない）時」という条件は、 if( n%2 ) と書くこともできる。

 真偽を返す関数

• 真偽を判定する関数は、偽の時はゼロ（０）、真の時はノンゼロ（例えば１）を int型 として返すように作成すれば良い。
  • 例としてライブラリ関数の int isdigit(int c) を調べてみよう！
  • 自作の例

    /* 整数が偶数であるかどうかを判定する関数 */
    /* i が偶数なら 1 を、奇数なら 0 を返す */
    int	iseven( int i )
    {
    	if( i%2 == 0 )
    		return( 1 );
    	else
    		return( 0 );
    }