配列（array）

配列

同じ型のデータの並びを配列と呼ぶ
要素は連続した領域に並ぶ
要素の参照はインデックス（０から始まる何番目）で行なう

　配列の定義

要素の型 配列名[要素の数];

　配列の初期化

要素の型 配列名[要素の数] = { 要素0, 要素1,,, };

要素の数は省略できる
要素は定数式で与える
文字配列の場合は文字列定数を代入して初期化できる

char 配列名[要素の数] = 文字列定数;

本当は

　char	s[4] = { 'a', 'b', 'c', '\0' };

や

　char	s[] = { 'a', 'b', 'c', '\0' };

の簡略形である！

　配列の参照

配列名[インデックス]

インデックスは０（ゼロ）から始まる

２次元以上の配列

[インデックス]を並べる
実は配列の配列である

要素の型 配列名[高次元要素の数]…[低次元要素の数];

配列とポインタ

配列名（a）は先頭の要素のアドレス（&a[0]）を表し
要素へのポインタと同じ型（代入はできない）になる
ポインタは変数だが、配列名は変数ではなく、定数である
[ ] は添字演算子である
実は a[i] は *(a+i) と定義されている
intの配列 a は式の中でintへのポインタになり、i 個先の要素を指すように、
式 (a+i) の値は a ＋ i * sizeof(int) と計算される

実は bb[i][j] は *(*(bb+i)+j) と定義されている
intの２次元配列 bb は式の中でint[2]へのポインタになり、i 個先の要素を指すように、
式 (bb+i) の値は bb ＋ i * sizeof(int[2]) と計算される
式 *(bb+i) は型がintへのポインタになり、j 個先の要素を指すように、
式 (*(bb+i)+j) の値は bb ＋ i * sizeof(int[2]) ＋ j * sizeof(int) と計算される

配列を関数の引数に書くと、配列のデータがコピーされるのではなくて、
配列の先頭アドレスだけがポインタとして渡される→配列データの表示～配列とポインタと関数～

文字列とポインタ

文字列は配列だから代入できない、
文字列のコピーには文字列操作関数（strcpy）を使う

文字列を１文字ずつ表示してみよう

/* Hello World!! と画面に表示する */
#include <stdio.h>
#include <string.h>

main()
{
	char	s[20] = "Hello World!!";
	char	*p;
	int	i, j;

	printf("printfで文字列を表示\n");
	printf("%s\n", s );

	printf("配列バージョン\n");
	j = strlen(s);
	for( i = 0; i < j; i = i + 1 )
		printf("%c", s[i] );
	printf("\n");

	printf("ポインタバージョン\n");
	p = s;
	while( *p != '\0')
	{
		printf("%c", *p );
		p = p + 1;
	}
	printf("\n");
}
/* end of aandp.c */

同じであることを確かめてみよう！

/* Hello World!! と画面に表示する */
#include <stdio.h>
#include <string.h>

main()
{
	char	s[20] = "Hello World!!";
	char	*p;
	int	i, j;

	printf("printfで文字列を表示\n");
	printf("%s\n", s );

	printf("配列バージョン\n");
	for( i = 0, j = strlen(s); i < j; i++ )
		printf("%c", s[i] );
	printf("\n");

	printf("ポインタバージョン\n");
	for( p = s; *p; p++ )
		printf("%c", *p );
	printf("\n");
}
/* end of aandp1.c */

ポインタの配列

　コマンドラインの引数

コマンドラインの引数をプログラムに渡す方法がある
mainが呼び出された時に、
- 引数の個数を表す整数（argc: argument count）
- 引数文字列へのポインタの配列のアドレス（argv: argument vector）
が渡される
詳細はmainへ