C言語のスタイル

基本の基本

/* Hello World と画面に表示する */ ←コメント
#include <stdio.h> ヘッダファイルのインクルードを
           ファイルの先頭で行なう
          (stdio.hは標準入出力ライブラリに関するもの)
main() ←プログラムの実行はmainという関数から
{  ↑関数の後ろには()を付ける↓
	printf("Hello World\n"); 標準ライブラリ関数の呼び出し
	()内は関数の引数↑  ↑文にするために;を最後に付ける
} ←関数定義のブロックは{}で囲む
↑関数mainの末尾またはexit関数が実行されるとプログラムが終了する
/* end of test.c */ ←コメント

書き方一般

誤ったプログラムをコンパイルしてみよう

  コンパイルしてエラーメッセージを確認したら、元の正しいプログラムに戻して、次の誤ったプログラムを試してみること!

  1. 文字列中で改行してみる
    /* Hello World と画面に表示する */
    #include <stdio.h>
    
    main()
    {
    	printf("Hello 
    	World\n");
    }
    /* end of helloe.c */
    
  2. stdio.h」を「stdoi.h」にしてみよう!
  3. printfの行の最後のセミコロン「;」を取ってみよう!
  4. printf」を「prinft」にしてみよう!
  5. main」を「mein」にしてみよう!

自己紹介のプログラム

  1. 自分の所属と氏名を2行に分けて画面に表示しよう!
    /* 自分の所属と氏名を画面に表示する */
    #include <stdio.h>
    
    main()
    {
    	printf("神戸女学院大学 人間科学部\n");
    	printf("出口 弘\n");
    }
    /* end of myself.c */
    
  2. printf();を2回ではなくて1回だけ使って実現してみよう!

コメント(注釈)
ソースプログラム中に有っても、コンパイラ(正確にはプリプロセッサ)には無視される記述。
/* から */ まで
 複数行に跨っても良い
 入れ子(/* … /* … */*/)にしないように注意が必要(入れ子を正しく処理する処理系もある)
// から行末まで
 ANSI C までは無く、C++ で追加された書式
 C99になって正式にこの単一行コメントがサポートされることになった
文字列定数
2重引用符 " で囲まれた任意個の文字の列。
例:"abc", "Hello World\n", "文字列中の2重引用符は\"で表す"
文字定数
1重引用符 ' で囲まれた1個の1バイト文字
例:'a', 'B', '3', '!', '\n'(←エスケープシーケンス)
空白文字
スペース、タブ、改行。
エスケープシーケンス
改行LF\n sp バックスラッシュ\\\
水平タブHT\t sp 1重引用符'\'
垂直タブHT\v sp 2重引用符"\"
復帰CR\r sp 8進数ooo\ooo
改頁FF\f sp 16進数hh\xhh
文字列の終わりを表すNUL文字\0
ヘッダファイル
記号定数定義、マクロ定義、型宣言等が含まれている。
ソースファイルの先頭で#includeによってインクルードされる。
標準ライブラリ関数
入出力関数文字列操作関数ファイル操作関数等が用意されている。